運命を握り返す

自分の運命というのは得てして周りの環境に握られている。
運命といえば大袈裟だが、自分のライフスタイルを完全に自分で決めてコントロールしている人はほとんどいないのではないだろうか。

そこで自分の運命を握り返す術を幾つか考えてみた。

まず、人間は何に縛られているか。という事から始めよう。
一つは時間。一つはお金。一つは人間関係。そして物理法則。ざっとのんなもんだろう。

これは自分で変えやすい順番に並んでいる。

まず、時間。散々自己啓発本などで言われている通り、時間を有効活用しよう。その辺の本でも読んでみてくれ。

次にお金。これは時間よりちょっとだけ難しい。金を稼ごうと思うと時間その他様々なものを犠牲にしなければならない事が多く、ほとんど本末転等、全く自由になれない。さらに、金を稼ごうと頑張る人ほど金に執着して、終わりのない欲望に飲み込まれる。三大欲求は全て満たす事ができる。一時的にせよ。健康ならば。だが、金に終わりはない。私の考えるとお金からの自由はこうだ。自分が最低限満足する額よりも常に少し多いお金を安定的に定期的に受け取れる状態。例えば月30万あれば趣味も生活も満たせる人なら35万程度あればその人はお金から自由になった。何かあったときには貯金から十分払えるだろう。

そして人間関係。自分の力で簡単に上手くいくものではない。でもコツはある。その辺のコミュニケーション術の自己啓発本でも読んでみればいい。ただそんな生易しいものでは生きていけない事もある。極限のブラック企業で常に自己否定され続けているような人にそんなコミュニケーションなど意味はない。それはもう「駆け引き」の域に入っている事を自覚しよう。相手が敵意を出してきているときにはコミュニケーションなど拳銃に水鉄砲である。とにかく、相手が上司など、完全に自分の運命を握られていると諦める事はない。相手は人間だ。まず、弱みを見つける。もしくは作る。捏造する。そこまでやっとあなたは対等になれる。キュウソネコカミ、半沢◯樹作戦だ。自分を奴隷にしてきた上司を逆に傀儡人形にしてやろう。やり方はいろいろある。…だろう。アドバイスは、捕まらないようにしよう。とい事だ。

そして最後は物理法則。人間は飛べない。水の上を歩けない。5分で東京から大阪に行くのは無理だ。これは世界のルールであり地球状の全ての生物に適応されている。逆に言うと、本当に信じられるルールはこれだけだ。他にある法律や慣習、前例はなんでも疑っていい。

なぜ鳥が自由に見えるのか。それは人間が不自由だからだ。ただ飛べるから自由なのではない。自然法則以外に縛られない生き方をしているからだ。

これだけは言える。自由はきつい。自由に生きるためには覚悟がいる。社会主義時代を懐かしむロシアの高齢者がいい例だ。それでも、自由は面白い。一つでも多くの自由がある方が面白い。たのしいのだ。